2000年1月15日
| 以前からテレマークやバックカントリースキーが気になっていた私は、偶然、乗鞍高原のペンションが企画する上高地へのスノートレッキングツアーをインターネットで見つけて参加してみました。 前日の14日(金)は、乗鞍高原温泉スキー場でコース独り占め、リフト待ちゼロのゲレンデスキーを満喫し、村営の温泉入浴施設『湯けむり館』で暖まって、乗鞍高原のペンション『パル』で体を休めました。夕食後、全員がラウンジに集合してミーティングを行い、オーナーの中村さん(山岳ガイド)から、スケジュール、行程、最近の上高地の状況、注意事項、装備、スキーやスノーシューなどについての説明があり、そのあと質疑応答がありました。私は内心スノーシューにも心動かされたのですが、今回はバックカントリースキーをレンタルしてもらうことにしました。 当日は好天に恵まれ、朝9時頃に釜トンネルの入り口を出発しました。他のペンションのお客さんも合わせて総勢26名と、山岳ガイドでもあるペンションのオーナー3名という大部隊になりましたが、参加者がほとんどベテランで山慣れた人が多かったせいか、非常にスムーズでした。上高地で建設工事が行われているため、釜トンネル内には時々ダンプやブルドーザーなどの工事用車両が往来していました。また、トンネル内は照明が無く真っ暗で、冷え込めば凍結することもありますので、行かれる方は、くれぐれも注意してください。 1時間ほどでトンネルを抜けて大正池に達し、大正池ホテル脇の冬期トイレ前で休憩してから、いよいよスキーを付けて梓川左岸に絡む遊歩道に降りました。はじめのうちはおっかなびっくりだったのですが、ヒールフリーの感覚にもすぐに慣れて、快適にバックカントリースキーを進めて行きました。真っ青な空のした、真っ白な穂高や焼岳に朝の光が当たって本当にきれいでした。今年の上高地は異常に少雪で暖かく、名物の霧氷をまとった樹林帯を見ることはできませんでしたが、スキーで歩くことが思いの外楽しくて、年を忘れてはしゃいでしまいました。 途中田代池を経由して、梓川左岸の樹林帯の中を進み、お昼ごろには河童橋前に到着しました。ここで昼食を摂り、大休止となりました。 午後は、明神方面を歩いた後、行きとは逆に梓川右岸を下り始めました。白く輝く焼岳を見ながら、広い河原をスキーで滑るのは最高の遊びだと実感しました。また左岸に渡り返して行きと同じ大正池ホテル脇に出たところで、一旦スキーをはずし、県道上高地公園線に戻って少し歩き、河原を滑って降りるということで、右岸に渡り返しました。 それからの1時間半が大変。はじめのうちこそ楽しかったのですが、慣れないスキーでの藪こぎが待っていて汗だくだく。不運なことに新品のレキのストックのリングが左右とも雪に取られて紛失してしまったために、足場の悪いところでストックも満足に使えずに悪戦苦闘の連続。やっとのことで釜トンネルスノーシェッド下の河原に達したときには本当にほっとしました。再び真っ暗な釜トンネルの中を早足で下り17時丁度に、トンネル入り口に戻りました。 初めてのバックカントリースキーでしたが、一日付き合って操作にも慣れ、とても楽しい時間を過ごすことができました。足跡一つない新雪の上を自由自在に滑り、歩く楽しさ・・・また一つ山での楽しみを発見することができました。病みつきになってしまいそうです。 ツアー参加費3000円。釜トンネル入り口までのバスでの送迎、弁当、山岳保険込み。ガイド料金無料。 http://www.icon.pref.nagano.jp/usr/p-pal/kanta/index.html 上のページの写真を見ていただけばおわかりでしょうが、山遊びの達人4人衆は、とても愉快な方たちでした。ツアーというものに初めて参加してみた印象ですが、冬の上高地のようなほとんど人の寄りつかないフィールドであれば、他の登山者の迷惑になるようなこともありませんし、バックカントリースキーを教えてもらいながら見所を案内していただいて、とっても満足な気分でした。 |
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大正池畔から見る穂高連峰 |
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大正池ホテル付近からの焼岳 |
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田代池付近からの穂高連峰 |
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バックカントリースキーを楽しんだ筆者 |
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澄み切った水 |
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帝国ホテル対岸あたりからの焼岳 |
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六百山から霞沢岳にかけての稜線 |
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上のアップ |
| これらの写真は、デジタルカメラ OLYMPUS C-2000Zoom で撮影しました。ただし、インターネット掲載のため、Adobe PhotoShop5.0j で圧縮してあります。 | |