2000年7月23日
登山口の木道を過ぎると、見通しの悪い雑木林の中をだらだらと登って行きます。まだ体のペースができていないので、ゆっくりと歩くのですが、蒸し暑く感じ、すぐに汗が吹き出しました。30分ほどで中沼に着く。沼の周囲はブナの林に覆われ、対岸の上には焼石岳が見えます。なかなか素敵な景色です。ブナの林床にはいたるところにギンリョウソウが見られ、希少なショウキランも見つけることができました。さらに沼の周囲にはトウゲブキやシモツケソウ、コバイケイソウなどが咲き乱れていました。
少し休憩して、さらに緩やかな坂を登って行くと、ほどなく上沼に出ました。こちらの方が中沼よりも小さく、ヒオウギアヤメなどが咲いていました。上沼からさらに沢沿いの木道を進む。シナノキンバイやミヤマキンポウゲ、ハクサンチドリなどの咲き乱れるお花畑や、雪渓下に咲き残るミツガシワやミズバショウを眺めながら登っていくと銀明水の水場に出ました。銀明水避難小屋は、まだ最近建て直されたらしく真新しい建物でした。小屋の上には大きな雪渓が残り周囲にはリュウキンカが見事に咲き乱れていました。
慎重に雪渓を渡り、潅木の中の道を登っていくとやがて展望が開け、姥石平に出ました。ここは素晴らしいお花畑でした。ハクサンイチゲ、クルマユリ、ヒメシャジン、ミネウスユキソウ、チングルマ、ハクサンフウロ、エゾシオガマ、ウサギギク、トウゲブキなどがめちゃくちゃに咲き乱れています。濃いガスと強風に悩まされながら絢爛豪華な『フラワーロード』を進み、右手に泉水沼を見送って、東焼石との分岐に達し、一気に頂上に登ります。
ガスと風がすごい。山頂へ続く登山道周辺は、はミネウスユキソウやハクサンイチゲが咲き乱れる白いお花畑です。それがガスの中に浮かび上がる様は、本当に綺麗でした。10時半ころに山頂に到着。早々に山頂をあとにして泉水沼に降り、大休止。
再び花を愛でながらのんびりと往路を下山しました。登山口に着いたのは14時15分でした。
上掲三点は、コンパクトカメラで撮影したフィルムを Nikon Cool ScanVで取り込んだものです。ただしAdobe PhotoShop で縮小・圧縮しています。